お知らせ

CPUの脆弱性に関する対応について【追記あり】

本件に関連した2件の脆弱性(CVE-2018-3639, CVE-2018-3640)が新たに公表されました。 ニフクラにて利用している仮想ソフトウェアベンダーの見解から、現時点ではニフクラ仮想基盤への影響はないと判断しております。
情報に更新がある場合は、こちらで随時公開をしてまいります。

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「■お客様仮想サーバーの対策について」の項目におきまして、パッチ適用検討時のお願い事項を追記いたしました。

ご確認ください。

 

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参考情報の項目に以下を追加いたしました。カーネルのアップデートを実施する際にご確認ください。

・ご利用OSへパッチ適用する場合の参考FAQ

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CPUの脆弱性(CVE-2017-5715、CVE-2017-5753、CVE-2017-5754)に関する対応についてお知らせいたします。
情報に更新がある場合は、こちらで随時公開をしてまいります。

■脆弱性の影響および対策について

・Meltdown(CVE-2017-5754)
想定される影響 : メモリ情報の不正取得
必要な対策 :
ビットアイルクラウド Nシリーズ仮想化基盤 →対策済み
お客様仮想サーバー →ご利用OSへのパッチ適用が必要

・Spectre (CVE-2017-5715, CVE-2017-5753)
想定される影響 : メモリ情報の不正取得
必要な対策 :
ビットアイルクラウド Nシリーズ仮想化基盤 →仮想化基盤のアップデートが必要
お客様仮想サーバー →ご利用OSへのパッチ適用が必要

■ビットアイルクラウド Nシリーズ仮想化基盤の対策について
Spectre (CVE-2017-5715, CVE-2017-5753)への対策として、弊社にて仮想基盤のアップデートを順次実施いたします。
アップデート実施に当たり、弊社都合によるお客様仮想サーバーの再起動は伴わない予定です。

■お客様仮想サーバーの対策について
お客様がご利用中のOSに対して、弊社がパッチ適用を実施することはございません。
ご利用中のOSに関する対策につきましてはお客様にてご検討願います。
必要に応じて各OSベンダーから対策パッチや適用手順等の情報を入手してください。

 ●パッチ適用検討に関するお願い事項

OSに対して対策パッチを適用した場合、お客様仮想サーバーのパフォーマンスが低下する可能性がございます。
パフォーマンス低下の影響度合いはお客様のシステムごとに異なりますので、パッチ適用につきましてはパフォーマンス影響を事前に検証してから実施するなど、慎重にご判断くださいますようお願いいたします。

 

■参考情報

「投機的実行機能を持つ CPU に対するサイドチャネル攻撃」について
JVNVU#93823979(CVE-2017-5715、CVE-2017-5753、CVE-2017-5754)

ご利用OSへパッチ適用する場合の参考FAQ
カーネルのアップデートは可能ですか?
カーネルのアップデート作業後、VMwareToolsのサービスが起動しない

Red Hat Enterprise Linuxをお使いのお客様向け参考情報
Kernel Side-Channel Attacks – CVE-2017-5754 CVE-2017-5753 CVE-2017-5715